今ネット上で【40-16÷4÷2】の計算問題が話題になっています。
知恵袋やネット掲示板などでこの計算問題に関する議論が飛び交っていますが、
なんとこの問題、答えが3つあると言われているのです。
小学校の算数を忘れていなければ簡単に解けそうな問題ですが、
なぜそんなややこしくなっているのでしょうか?
今回は【40-16÷4÷2】の3つの答えについて詳しく解説していきます!
普通に計算すれば40-16÷4÷2=38
小学校のときに真面目に算数を勉強したあなたなら、【40-16÷4÷2】の答えは38になったはずです。
基本的に計算式は左から処理していくので、40から16引いて24、24を4で割って6、6を2で割って…とやってしまいがちですがこれは間違い!
計算式には『-』『+』より『÷』『×』を優先して処理していくというルールがあるため、
【40-16÷4÷2】の場合でいくと、先に16÷4をしなければいけません。
16÷2=4
4をさらに÷2すると『2』となり、40から2を引いて最終的に『38』が答えとなるわけです。
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40-16÷4÷2の他の答えは『3』と『95!』
ネット上で話題になっているのが、この【40-16÷4÷2】の答えが複数あると言われていることです。
知恵袋の出題者によれば、【40-16÷4÷2】の答えは『3』と『38』と『95!』で3つあるとのこと。
『38』は原則通りの解き方ですでにお伝えしましたが、『3』と『95!』はどのような解き方で導き出されたのか。
『3』は誤答
まず、【40-16÷4÷2】の答えが『3』であるというのは確実に間違いです。
これは『+』『-』より『×』『÷』を先に処理するという原則を見落としてしまい、
40-16=24、24÷4=6、6÷2=3という感じで左から処理してしまったため答えが『3』になってしまったのです。
当然、これは答えとしては認められないので、一つの説が消滅したということになります。
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『95!』も誤答
【40-16÷4÷2=】の答えが『95!』だという説もあるみたいですが、これも完全に誤りです。
95!は「95の階乗(かいじょう)」と読みますが、149桁の膨大な数字になります。
95!=95×94×93×…×3×2×1=10329978488239059262599702099394727095397746340117372869212250571234293987594703124871765375385424468563282236864226607350415360000000000000000000000
【40-16÷4÷2=】の答えがこんな膨大な数字になるはずがないので、答えが『95!』であるという説はガセです。
もう一つの誤答である『3』は計算間違いしただけであることは分かりますが、
『95!』についてはなぜこんな誤答が一つの説として浮上したのか不明です。
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結論、40-16÷4÷2の答えは『38』のみ
ネット上では【40-16÷4÷2=】の答えが『3』『38』『95!』の3つあると噂されていましたが、
『3』と『95!』は誤答であり、答えは『38』のみということが分かりました!
ちなみに、
この40-16÷4÷2=の計算問題は、2021年に数学者の芳沢光雄先生が講談社運営の『現代ビジネス』というウェブメディアにて、【数学の間違い探し】の連載で初級編として出題した問題であり、翌年に出した書籍にもこの計算式が出題されています。
なんと大学生の1割が【40-16÷4÷2=】を解けなかったのだという…